老眼鏡は雑貨店やスーパーなどで既製品を簡単に手に取ることができ、近くが見づらい自覚症状がある方なら試しに見え方を確認してみたり、安価なものならジュースを買うような感覚で購入する人もいることでしょう。

試しに掛けてみて、見え方が裸眼と比べて良いようなら、それで済ましてしまう場合もあるかと思いますが、全てのメガネに言えることでもありますが、その時の目の状態に合わせて視力測定をして最適な度数で使用するようにしましょう。

Q老眼も近視と同様、視力をちゃんと測ってもらって作った方がいいのでしょうか?

近くが見づらくなり、老眼を自覚しております。

既製品の安い老眼鏡を試しに買って使ってはいますがイマイチです。

常用ではありませんが近視のメガネは作成して使っています。

老眼鏡もきちんと測ってつくるべきでしょうか。

A視力測定をして近くを見るのに適した度数を把握しましょう

解説

既製品の限られた度数の中から選ぶのではなく、まずは視力測定をして現在の目の状態で近くを見るのに適切な度数を知り、その上で既製品も含めて購入を検討するようにしましょう。

既製品の一番弱い度数でも強すぎる可能性がある

一般的に既製品の老眼鏡の度数の低いものは+1.00の度数のものが多いですが、視力測定の経験上、メガネを常用しない、もしくは使用していない方が老眼の自覚症状が出始めた時点では+1.00の度数でも過度に度数が入り過ぎになる場合が多いです。

+0.50や+0.75の度数が最適の場合、+1.00の既製品で代用するのはおすすめできません。

なにより見え方のピントが合いづらかったり、すぐに疲れや違和感を覚えることになります。

ご質問者のような弱度の近視の方の初めての老眼鏡ならほぼ確実に+1.00では過度数になると推測されます。

メガネを掛けた時に手元が見づらいのなら遠近両用を検討するべき

近視矯正用のメガネを使用時には確実に手元は見づらいはずですので、メガネ使用時に不便に感じるのなら遠近両用メガネの作成を検討しましょう。

手元に必要な度数が少なく済むようなら、遠近両用でよく聞くような「揺れや歪み」をほぼ感じずに、今までのメガネと同じような使い方でも手元の視界が確保できるようになります。

メガネの使用頻度、使用状況を伝えて販売店で相談してみましょう。

まとめ

  • 老眼鏡も含めメガネは度数選定の上で最適な度数で作るべき
  • 遠用のメガネの使用時に手元が見づらいなら遠近両用も検討

メガネは適切な度数で使用するようにしましょう。