補聴器と補助金(公的助成)
総合支援法には、障害程度等級に該当した場合、市区町村の福祉課へ申請することで補聴器の費用が支給される制度があります。
補聴器購入を補助する制度
健康保険や生命保険では補聴器を支給されることはありません。ただ、総合支援法による障害者手帳の保持者には、難聴の程度に応じて補聴器の支給を受けられる制度があります。補聴器購入の補助制度は居住する市町村により異なります。詳しいことは、居住する市町村の福祉法担当窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
補聴器支給までの流れ
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※上記は、基本的な補聴器支給制度の流れであり、各市区町村により異なる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村「福祉課窓口」でご確認ください。
[障害程度等級表]
障害等級 障害者福祉法抜粋
級別 | 障害の状態 | |
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2級 | 重度難聴用 | 両耳の聴力レベルがそれぞれ「平均100デジベル以上」のもの(両耳全ろう) |
3級 | 両耳の聴力レベルが、それぞれ「平均90デシベル以上」のもの (耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの) |
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4級 | 高度難聴用 |
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6級 |
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※原則的として2級、3級に重度難聴用、4級、6級に高度難聴用が支給されますが、例外もありますのでご注意ください。
補聴器購入基準価格表
名称 | 基本構造 | 価格 |
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高度難聴用 ポケット型 |
JIS-C-5512-2000による90デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値が140デシベル未満のもの。 | ¥34,200 |
高度難聴用 耳かけ型 |
90デシベル最大出力音圧のピーク値が125デシベル以上に及ぶ場合は出力制限装置を付けること。 | ¥43,900 |
重度難聴用 ポケット型 |
90デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値が140デシベル以上のもの。 | ¥55,800 |
重度難聴用 耳かけ型 |
その他は高度難聴用ポケット型および高度難聴用耳かけ型に準ずる。 | ¥67,300 |
耳あな形 (レディメイド) |
高度難聴用ポケット型および高度難聴用耳かけ型に準ずる。 | ¥87,000 |
耳あな形 (オーダーメイド) |
だだし、オーダーメイドの出力制限装置は内蔵型を含むこと。 | ¥137,000 |
骨導式 ポケット型 |
IEC Pub 118-9(1985)による90デシベル最大フォースレベルの表示値が110デシベル以上のもの。 | ¥70,100 |
骨導式 眼鏡型 |
¥120,000 |
※自己負担額は、原則1割負担となります。ただし、所得によっては例外もあります。
自治体独自の支援対策
一般的な補聴器購入のための助成制度は、上記のようになります。
また、個々の自治体が独自に補聴器の購入に対する補助を行っている場合もあります。別のページで代表的な事例をご紹介しています。最近新聞紙上等でもニュースとして取り上げられるケースも見受けられますので、お住まいの自治体に問い合せてみることをおすすめします。
◆補助金(公的助成)の事例
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